調子下がる=テンション下がる
太鼓の皮が伸び、音程が低くなることを調子が下がるといいます。音程や響きを整えた楽器でも、舞台上の湿気を皮が吸うことによってこれが起こります。
先日も薪能では夜露の影響を受け、また大阪での舞台では当日の温度湿度の影響を受け調子が下がってしまいました。
それらのことは計算しながら太鼓を調整して締めますが、予想に反することもしばしばです。
打ち始めれば「仕方ない…」と割りきるようにしますが、「何とかならないか(…まぁ何ともならないのですが)」と意識が散漫になってしまうこともあります。経験とカンが調子ヅクリには必要です。
と改めて思う夏の日でした。
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