舞台

無事終了。

本年の同明会能も無事に終了しました。誠にたくさんのご来場賜りましてありがとうございました。
まだまだ油断のならない状況は続いておりますが、会場の雰囲気も随分と和やかになったと思います。この調子でゆるゆると参りたいものです。

自身の出番は舞囃子「吉野琴」の他に珍しく独鼓「絃上」もありました。この独鼓「絃上」は、とても短い曲で「え、もう終わり?」と思われたかもしれません。短さの割に専用の手(パターン)が多くヤヤコシイのですが…。緊張感をもって勤めました。
舞囃子「吉野琴」は初演から数えて5回目でしょうか。舞台を重ねるにつれて発見があり、改善点もみつかります。次回があればまた少しかわるかも、ですね。

同明会能は次回も既に企画しております。
日時:令和6年2月24日(土)午後1時開演
会場:京都観世会館(予定)
プログラムほか詳細は今夏、京都能楽囃子方同明会ホームページにてお知らせいたします。
ご期待くださいませ!

秋深まる

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何気なく深呼吸をし、秋になったなぁと思う今日この頃。爽やかで少し冷たい空気が心地好いです。


新様式の生活もすっかり慣れ、チョロチョロと京都以外にもお邪魔しております。

今月の国立の公演では金春流「船弁慶」🌊を。何度も勤めている曲目ですが、今回は金春流でしたので普段(私のです)とは違った雰囲気。そして舞台上は東京で修行された先生も含めると私だけが別の地域でしたので、少し緊張、そして新鮮でした。


京都の舞台では久しぶりにしっかりと座らせて頂きました「山姥」。約2時間、やはり大曲です。その日の舞台の様子やら何やらで長時間でもあまり辛くない時があります。今回はそうでした。何が、とは言えないのですが😅

それにしても一部、二部ともに濃い内容でした。両方ご覧になられたお客様には脱帽です。

寒暖差に気をつけて秋も頑張りましょう!

やるぜ!!

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本日は神戸は塩屋へ。

「やるぜ復活ライブ能!!」にお邪魔しました。会場は旧グッゲンハイム邸。雰囲気のある洋館で、目の前には海が広がり抜群のロケーション。晴れていればなお良かったですが。同じくJR、山陽電鉄も目の前を走っていますので、電車のガタゴトはご愛嬌。

こちらの建物は話題の映画「スパイの妻」のロケ場所にもなったようです。映画の美術さんが製作された棚などが現在も違和感なく残されてます。


さて、肝心の舞台は…👕💦いつもの如く鍛えられました…。太鼓方は他の方に比べて休ませて頂いているのですが😅。


また、昨日は能楽チャリティー公演の配信を見ました。撮影は1ヶ月前だったので忘れておりましたが見ている内に「あ、ここ危なかった所!(間違えかけた所😅)」と思い出したり。記録に残るものは普段以上に要注意です…

キラキラ

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本日は青年研究能。若手達(能楽界は40歳辺りまで若手と言われますが、本日のシテや一部の囃子方は20歳代で本当に若手です。)がギラギラ、いやキラキラ✨しています。私は中々「若手を支えるぞ!」という余裕はありませんが、せめて負けないように、と舞台を勤めました😅。


若いっていいよね。何だか清い舞台でした。


それにしても暑さのためか、久々に舞台が続いたためか、早速夏バテ気味⤵️です。明日は七曜会。とりあえずしっかり睡眠をとりましょう。

復帰

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遅まきながら、本日、本舞台へ復帰しました。舞台は広いな、と感じます。

止まない雨はない、と。出来ることをやるしかありません。一歩ずつ、出来ることを精一杯いたします。


夏の装いにて勤めました。ちょっと紋が薄いかなぁ…😅

第65回 同明会能

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第65回 同明会能 無事に終了しました。

世間を騒がすウイルスに不安を感じながらの開催でしたが、実にたくさんのご来場ありがとうございました。


今回は五流競演ということで舞囃子の上演がメインになっておりました。じっくり浸るもの、〝おっ?え~!?〟というもの、と様々に曲目を取り揃えておりましたがお楽しみ頂けましたでしょうか?


個人的には「飛雲」で「おぉ~😲」と感じておりました。自身の出番はいつも通り緊張…。汗を大量にかいてしまいました。😅


また来年度も第66回 同明会能は開催予定ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。「6」に因んだ企画になる予定です。乞うご期待!!

京都薪能

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京都薪能、2日間無事に終了いたしました。正直2日目はかなりヤキモキする状態でしたが。日頃の行いは大事です。


初日は「平安」。前回の上演は43年前。パンフレットには若かりし頃の父世代の写真が掲載されておりました。

さて上演するに当たり、もちろん手付(楽譜のことです)が必要なのですが、探しても探しても我が家にはさっぱり見当たりません。どこへいった!?

結局他のお家から43年前の手付を拝借し、今回少し改訂を加えて改訂版手付を作りました。資料集めから躓いていましたが、稽古の甲斐があり本舞台が一番しっくりきたように思います。良かった良かった。

今回の資料は無くさないようにします。次はいつ舞台にかかりますでしょうか。


二日目は「石橋 大獅子」。こちらは薪能ならではの長い橋ガカリが強敵。文殊の浄土は遠い… 果ててしまいました。


さぁ次は「大典」。これも手付を作らねば…

ご神託

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奈良の薪御能、また丹後の元伊勢籠神社にての『真名井原』ともに無事終演しました。お天気と、復曲ならではの“間違えないか”の両方の心配がありましたが、滞りなく済みホッと一息。
『真名井原』終曲の「イヤー」の直後に「チャララ~ララ、チャラララララ~」と、のどかにチャルメラが聞こえてきたのはご愛敬。本当にスパッとしたタイミングで聞こえましたねぇ😓

「ラーメンを食べて帰りなさい🍜」というご神託だったのかも。

 

さてさて次は京都薪能の『平安』です。頭の整理は続きます。

火の用心

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3月も終わりだというのに、寒さが戻ってきましたね。
そんな中、昨日、本日と二条城 二の丸御殿台所にての公演でした。
何だか冷えるなぁ、と思っていたら、こちらは重要文化財。台所ですが火気厳禁🚭。
電気系統も充実している訳では無いようで自然環境のままでした。
太鼓を打ち出したら多少暖かくなりましたが、なかなか堪えました😖…お客様もお疲れ様でした。
二の丸御殿 台所は天井も高く室内空間が広いので、外が晴れていても中々暖まりません。この2日間は屋外の方が暖かかったかもしれませんね。

 

肝心の新技術との融合はどのように皆様感じられたのか、気になるところです。

総武線行ったり来たり。

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国立、水道橋、と珍しく東京の舞台が続きました。本当に珍しい。

国立の舞台は「燃えつきた…真っ白な灰に…」状態になりました。何をしても勉強ですが、またまた勉強です。
そう言えば国立からお借りした裃を汗だくに…。お許しくださいませ


水道橋は水道橋で、いつもと違うことをするという点で緊張しました。「カシラ」の動きを分解してお見せしたのですが、右腕も一度上下の動きが入るのを説明できず悩んでしまいました…まぁご愛敬。


さて、今月からは花粉期間に入りますので、体調に気をつけて参ります。薬は既に投入済み。

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